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中学生総合学習「再話と構造理解:実践国語」

後期の中学生総合学習の第1回目のテーマは「再話と構造理解」。
担当は川口です。

突然ですが、国語担当として、日頃から思うことがあります。
「どうにかして、中学生に本を読んでほしい!」という願いです。
私自身、読書は大好きで、思い出に残る本が何冊もあります。
心から面白い!と思える作品と出会えたときの喜びをぜひ生徒たちにも味わってもらいたいのですが、
残念ながら、「読書」と聞いただけでアレルギー反応を起こす子も少なくありません…。

本があまり好きではない子たちにその理由を尋ねてみると様々でした。

「長いと読むのが疲れる…」
「話が途中で分からなくなってしまう…」
「自分で想像しながら読むのが面倒…」
「活字を見ると頭が痛くなる…」←!?

などなど。
「読書嫌い病」の色々な症状が出ましたが、「構造理解」の学習はその処方箋の一つなのではないかと思います。
物語の進行・展開と場面の盛り上がりを意識して読むができれば、もっとストーリーを楽しむことができるはずです。

そこで、今回は「再話」を通した構造理解をテーマに授業を行いました。
中学生の後期の総合学習は、2回セットの連続講座で実施しています。

まず第1回目は、聞き取りによる話の再現。まさに「再話」です。
メモを取らずに聞いた後に、今度は同じ話をメモを取りながら聞きます。
物語の展開を考えながら聞くのがポイントなのですが…
初回はやはり細部を拾うのに一生懸命になってしまって、うまくいかない生徒もちらほら。
グループやペアで足りない部分を補いながら、何とかストーリーを再現することができました。
また、文章だけではなく、図なども用いながら、視覚的に物語の構造を確認。
クライマックスに向けて物語が段階的に盛り上がっていくことを学習しました。

その翌週、2回目は構造理解を踏まえた上での「創作」がテーマでした。
授業の中で短編映画を途中まで見せ、そこまでを前回同様に図にあてはめて構造分析。
その後、ストーリーの展開に合うように、自分たちで続きを創作してもらいました。
思いの外、ユニークな発想で色々なラストシーンが!
どれも良い意味で読み手の予想を裏切る作品だったと思います。
創作をはじめとする作文が苦手な子も頑張って取り組んでくれていました。

今回の授業が少しでも本に親しむ機会につながってくれたらうれしく思います。
短編小説でも面白い作品はたくさんあるので、ちょっとずつでも「読書嫌い病」を克服してもらいたいです。

次の中学生の総合学習は「五感で触れる科学実験」!
12月9日(土)と16日(土)での実施です。

ぜひぜひ皆様ご参加ください。

川口