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進路の選び方 −「中2国語」より学校資料の読み方−

こんにちは。
川口です。

 

日本人中学校の生徒たちは、総合考査も終わり、まずはホッと一息ついている頃。

頑張った点、反省すべき点、それぞれ感じた部分があったのではないでしょうか。

今回の結果をぜひ客観的に振り返って、次につなげていってほしいと思います。

 

さて、そんな時期にKOMABAの「中2国語」では、毎年あるテーマで作文に取り組みます。

それは、学校資料の分析です。

 

シンガポールではすでに今月から入試が始まりました。

現中2生にとっては、一年後となる高校入試。

「何となく……」で迎えるのではなく、ぜひ気持ちの面もしっかりと準備をして臨んでもらいたいと考えています。

 

とは言え、多くの生徒にとっては、まだまだ実感がわかないのも事実。

海外で暮らしていると、具体的な高校生のイメージが持ちにくい、というのもありますよね。

 

しかし、高校入試は自分の未来に関わる大切な選択です。

もちろん様々な制約はあるでしょうが、自分で「進路」を「選択」するチャンスとも言えます。

「親や先生に言われたから……」ではなく、「ここに行きたいんだ!」という目標を持って前に進んでもらいたいな、というのが心からの願いです。

勿論どこかで迷うこともあるでしょうが、そんな思いを抱いて受験を乗り越えることができたら、きっと充実した高校生活が待っていると思います。

 

さて、そんな願いを込めつつ、今日の授業は学校資料の分析です!

授業では、グループに分かれて、それぞれ担当の学校の資料を読んでもらい、特色となる部分を話し合ってもらいました。

 

例えば……

この学校の教育理念は何?
どんな生徒を育てたいのか?
どんな学習に力を入れているのか?
教科以外にどんなプログラムがあるのか?

 

他にも部活動や進路指導などについて、積極的に話し合ってくれていました。

自分が高校生になった姿を少しイメージしつつ、興味を持って取り組んでくれたのが私自身も嬉しかったです。

中には、「初めて学校資料をちゃんと読んだ!」という子もいましたが、ちょっとでも進路について考えるきっかけになれば何よりです。

 

授業の最後には、各グループで調べた内容を発表してもらいました。

当然ながら、学校ごとにその特色は様々です。

ひとくちに「高校」と言ってもこんなに違うのか、ということに気づいてもらえたのではないでしょうか。

ぜひ偏差値などの数値だけでなく、そうした学校の中身もじっくりと見ながら、自分に合った選択をしてもらいたいと思います。

 

まだ一年後。もう一年後。

自分の未来について考えるのに、早すぎることはありません。

ぜひ日常の中での小さなきっかけを大切にしていってほしいです!

 

 

川口