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総合学習「生活と地震学」

どうも、最近寝ているとアリに噛まれる永渕です。ガーナにいたときに高さ3mもあろうかという蟻塚に登ってからというもの、蟻運が本当にありません。

登った当日は、全身を噛まれてしまい寝れないレベルの激痛だったのを覚えています。皆さんは蟻塚を見かけても、安易に登らないようにお気を付けください。

 

さて、本日は遅れに遅ればせながら、7月に実施した中学生向けの総合学習「生活と地震学」についてのレポートを書こうと思います。

先日北海道でも大きい地震がありましたが、その前には大阪で地震が発生しました。

元々はドローンを実際に飛ばしてみようという総合学習を実施する予定でしたが、真っ先に子どもたちに学んでほしいことがあったので、急遽内容を変更し実施したのがこの総合学習を実施したきっかけになります。

 

1回目の総合学習では主に座学と実験を中心に進めました。前半は、地震の発生のメカニズム、南海トラフ地震の起こる可能性と今までの歴史、地震の被災者になった時に迅速にするべき行動などについて。

冒頭では、2018年7月現在で震度5以上の地震が何度発生したのか、場所も含めて学習したのですが・・・、皆様何回かご存知でしょうか?

実は7月までに7回も起こっており、ガーナ人からですら、地震大国と言われてしまう所以が分かります。

 

実験では実際に断層をココアパウダーや小麦粉で再現しました。

断層のメカニズムはこの実験で学ぶことができたので、実際に断層を見かけたらぜひ観察してみてください。

ただし、もちろん安全な状況下か確認してからね!

 

後半は、少しテイストを変えて、情報リテラシーについて。

私が最近の地震を通して思うのが、日本という国自体が少し病んでやしないかということ。
(偉そうにすみません・・・。)

昨日、福岡-東京間の新幹線が人身事故で止まってしまい、遅れが発生していますというニュースがあり、詳しく見ているとこんな文字が。

「ホームには複数の怒号が響き渡り・・・」

時間に遅れ、混雑に巻き込まれストレスフルなことは分かりますが、もう少し心に余裕を持てないものか、と個人的に思ってしまいます。

その怒号は他の人のストレスを更に増加させることになぜ大人なのに一考することができないのでしょう。

 

地震のときもそうです。

特に大阪地震・熊本地震のときは、根も葉もないデマが大量に拡散されてしまいました。

デマを流した張本人はもちろん糾弾されるべきですが、情報源を確認せず安易に拡散してしまった人も、誰かの不安を更に煽ってしまっています。

誰かが困っているのならば、全員で助け合おう!という当たり前の思考が、理想論で片付けられてしまう今の日本の現状は、心の底から悲しいなと思います。

そのような考えがあって、どのように正しい情報か否か判別するのか、地震の裏でなんとかしようと動いていた人たちも大勢いるんだよ、と知っていてほしいことを重点的に伝えました。

 

このテーマの時には14人もの中学生が参加してくれて、全員真剣な眼差しで聞いて、考えて、話し合ってくれて、非常に嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。

2回目の時には、場所を変えてシンガポールサイエンスセンターを訪れました。

私は何度か訪れたことがあったのですが、ここには地震のメカニズムを教えてくれる教材がたくさん展示されています。

何度訪れても、興味深いかつワクワクしますし、頻繁に展示が入れ替わっているので、時間のある日曜日などお子様と訪れるには絶好のスポットとしてオススメです。

 

1時間半という限られた時間の中で、4グループに分かれて地震に関する展示を私と共に回る時間、スタンプクイズラリー形式で自由に展示を見て回る時間を生徒にはこなしてもらいました。

少ない時間にも関わらず、クイズを全問正解したチームがいたことには驚きでした。
(難しく作ったつもりだったのに!)

地震の展示には、東北の震災の映像、津波のシミュレーションモデル、プレートの沈み込み、マントルの構造、P波・S波の違い、耐震建築のモデル、更には実際に家の中で地震に遭遇した体験ができる機械などもあります。

どれもこれも、自分の目で見て体験できるものだったので、子どもたちは皆興味深そうに見学していました。

 

 

地震の展示の他も、スタンプラリーを参考にたくさんの展示を見て回ることができたようです。

中には「時間が足りませんでした、また来たい!」との声も。

 

合計4時間という少ない枠組みの中でどれだけ伝えることができたかは分かりませんが、海外に住んでいるから関係ないなどと悲しいことは言わず、真摯に今を捉え、「今の自分に何ができるか・何をすべきか」を考えるきっかけになれたのならば嬉しいです。

ではまた!

 

永渕