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連載「日々邂逅08」—みんなの親はすごいのだ!—

日々邂逅08
ーみんなの親はすごいのだ!

7月1日に山本先生がブログで書きましたが、中学生の総合学習の一環で「貿易ゲーム」をしました。

その中で私が一番印象に残ったシーンについて。

 

貿易ゲームでは仮想先進国・新興国・途上国に分かれてチーム(国)が形成されます。

ゲーム開始してからしばらくすると、途上国チームは気付くわけです。

資源(ゲーム上では色紙)はあるけど技術(ゲーム上でははさみ)がないからお金を稼げない(紙をハサミで切った商品を生産できない)

もしくは先進国に言い値で資源を買われてしまうから利益にならない。

あぁ、技術(はさみ)さえあれば・・・

途方に暮れたその時、

世界銀行(ゲームマスター側)から開発援助としてはさみが支給される!

その時の途上国チームの喜びようったら、もうすごかったです。

これで生産(紙をハサミで切った商品)できるぞぉぉぉ!

はさみ一個で国が大盛り上がり。

 

で、授業のまとめで伝えました。

シンガポールで働いているみんなのお父さんお母さんの中には、シンガポールでだけではなく周辺の東南アジアを舞台にお仕事をしている方々がたくさんいます。

東南アジアの開発途上国ではまだまだ技術が不足している国が多い。

そんな中、日本の技術を持ったみなさんの親(会社)が仕事を通してその国に貢献している、それがいかに素晴らしいことか・・・

 

みんな真剣に聞いてくれて、考えてくれているようでした。

有難し。

 

さて、それがあったからなのか、いやもとからなのでしょう。

とにかくここ数日で「開発途上国の支援をしたい」「青年海外協力隊に行きたい」という子どもたちの声が塾内で聞こえてきました。

とっても嬉しいです。

子どもたちの視野を広げてあげたい。

そういう思いで指導している私たちにとって至福の声です。

 

そんなこともあり、次回の日々邂逅では私が以前していた国際支援について書かせてもらおうと思います!

 

石川