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「私の学習歴」第11回

こんにちは、谷口です。

さて、久しぶりの「学習歴」の更新です!
*長期連載企画「私の学習歴」について、詳しくはコチラ

今回の「学習歴」を書くにあたって過去を色々と振り返りました。
大学生の頃にした就職活動の「自己分析」の時も思いましたが、
過去を振り返ることは少し勇気が要ります。

 


 

◆◆◆私の学習歴~留学から学んだこと~◆◆◆

 

小さいころから私はとてもシャイで、授業中に積極的な同級生がたくさん発表をしているのをボーっと眺めていました。

人の意見に流されやすく、長いものに巻かれるタイプでした。

 

高校生までの私は気づいていませんでした。

自分に「自分で考える力」が欠如しているという事を。

 

大学進学を機に、その力が自分には足りないことに気づきましたが

のらりくらりとなんとなくで進路を決め、なんとなく大学生活が始まりました。

 

「自分で考える力」がどれだけ大事か気づいたのは、大学3年の頃でした。

わたしはイギリスの大学に留学をし、一般の学生と一緒に授業を受けました。

イギリスの大学は、日本の大学と比べて授業数がうんと少なかったですが、その代わり準備がうんと必要でした。

特にディスカッションのクラスは、週に1回のクラスのために毎週本を2冊も3冊も読まなければいけませんでした。

 

気弱な日本人の私は、本を読んで授業に参加するのですが

肝心のディスカッションになると、意見があまり言えませんでした。

単純に英語力が足りないという理由もありましたが、実はそれ以前の問題でした。

次々と展開していくトピックに対し自分の意見を考えるスピードもアイディアも思いつかず

自分の考えそのものを持てなかったのです。

 

発言の少ない私を見てクラスメートは、徐々に私抜きで話を進めるようになりました。

 

 

ここから学んだことは2つあります。

1つ目は、意見がなければ必要のない存在として扱われてしまう厳しい世界がある事です。

然るべき場で自分の意見を言う力が必要だという事を痛感しました。

結局その授業の成績はあまり良くなかったです。

実は、授業中には事前準備をせずに参加していた人もいたのですが、その人たちは積極的に発言をしていたため、先生に評価されていました。

 

2つ目は、普段から自分の考えを持つ習慣が必要だという事です。

その習慣の作り方は、様々であると思います。

イギリスの大学で言えば、本を読むことなどで情報や他人の意見をインプットし、

それに対しての自分の考意見をまとめる。

さらにディスカッションでその意見をアウトプットさせながら、その他の意見にも触れあう事によって考える力を強めていたのだろうと思います。

 

 

留学後、何事についても、自分はどう思うのかを考えみようと意識をしています。

しかし、悔しいことに未だに情報を鵜呑みにして「そうなのか」で済ませてしまっている事もあります。

ただ、意識していくことで自分の思考を変えられると思っています。

かのソクラテスも「無知の知」と言ったように、

わたしも自分の考える力が弱いと意識していることで、今後それを伸ばしていけると信じています!

 

以上が私の学習歴です。

 

谷口