自律と自立を育むシンガポールの学習塾
学習塾KOMABAシンガポール
+65 6736 0727
平日 13:00-22:30 土 9:30-19:00 日休

総合学習「日本と大雨」

こんにちは、北山です!

日本人中学校の皆さん、総合考査お疲れ様でした!

「初めてのテストだったけど上手くいった!」「あそこで惜しいミスしてしまった。」「もっとワークを早く終わらせておけば...」

塾にやってくる生徒たちの表情は様々でした。

 

早速次の総合考査に向けて闘志を燃やしている生徒もいましたが、次の総合考査までまだもう少し時間があります。

だからこそ、今回の結果だけでなく、そこに至る過程をぜひ生徒たちにじっくり振り返って欲しいなと思います!

次の考査も頑張りましょう!

 

さて、今回は私が行った総合学習を紹介いたします。

テーマは「日本と大雨」です。

この時期、日本で毎年のように起こる豪雨災害。今週も九州北部は記録的な大雨となり、今も大きな被害となっています。

 

自然災害の少ないシンガポールに住む子供たちですが、大半はいずれ日本に帰ります。

そんな子供たちであるからこそ、今のうちに日本での自然災害についてしっかりと学んで欲しいと思っております。

 

授業では令和2年度7月豪雨で被災された、熊本県球磨村在住の住職の方にオンラインでお話いただきました。

その方とは私が球磨村を訪れた際に偶然出会うことができ、今回の総合学習でお話の機会を頂戴することとなりました。

↑詳しくは過去のブログにて。

授業後には球磨村の復興を祈願して、子供たちそれぞれ想いを込めて大きな一つの作品を作りました。

この作品は毎年7月に球磨村で行れる「花おくり」を模したものです。

「花おくり」は、地元住民を中心に開いている「神瀬の集い」の一環で、豪雨で被災し地区を離れた人が古里に足を運ぶ機会をつくるために実施されています。

 

また、中学2・3年生には、未来の復興と幸せへの願いを五・七・五で綴った短冊を書いてもらいました。何を書こうか悩む生徒もいましたが、全員最後で真剣に考えて取り組んでくれました。

(みんな想像以上に達筆で驚きました…)

 

そして、シンガポールに住む私たちの想いを乗せこの作品を球磨村に送りました!

(忙しい中、発送の手伝いを快く引き受けてくれたY・O君、本当にありがとう!)

そして本日お話いただいた住職の方より、子供たちの作品が球磨村で飾られている様子をご報告いただきました。

展示にはちょんまげ隊のツンさんたちにご協力いただきました!ありがとうございました!

 

未来につながる防災教育には、子どもたちがそれぞれ「自分だったらどうするか」という視点を持ち、継続性を持って考えることが不可欠です。

そんな中、今回の総合学習で子供たちと現地と貴重なつながりを作っていただけたことを嬉しく感じています。

今回のことがきっかけとなり、一人一人が災害とこれからの未来について考えが深まり続いていけば、私自身この上なく幸せです。

 

改めまして、今回のご協力いただいた住職の方、ツンさん、そして授業を真剣に受けてくれた皆さん、本当にありがとうございました!

 

北山