こんにちは。えとうです。
今日のブログはAIについてです。
以前実施した総合学習では囲碁とAIをテーマにしました。
私は、囲碁プロがAIに敗北したのをきっかけにしてAIに関連する本を数年前から何冊か読んだことがあるのですが、その中でおすすめの一冊があります。
山本一也さんが書いた
「人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?」です。
内容を一部紹介します。
将棋の最強プログラム「ポナンザ」を開発した人の著書です。
AIは最初に人間のやり方を参考にし、その後自ら学び始めるのですが、最近はAIのやり方が何故うまくいくのかを説明できないことが増えているそうです。
守破離で言うと、人間から学ぶことを終えた、離の段階にあるとのこと。
しかも指数関数的な成長なのでどこまで行くかもわからないそう。
そして、囲碁の世界でも、世界最強AIの見慣れない一手がよく話題になります。こうなると、プロでも解説ができないのですが「どうやらその方が良いらしい」ということで最近はプロが真似するようになっています。
なお、蛇足ですが、将棋の駒の配置や囲碁の置かれた碁石は左右対称だったり上下が入れ替わっても結局同じことになります。AIに学習させる教材(対局)が一つであっても、それを上下、左右対称のも一緒に学ばせるだけでAIの学習効率を4倍にできるそうです。なかなか面白いですよね。
AIに何かを学ばせる時、彼らの教材はあればあるほどいいそうなので。
本題に戻ります。
その実施した総合学習の中で、小学生がAIに読書感想文を書かせたニュースについて触れました。
明らかに小学五年生の書く文章ではないのです。半年前には、倫理的な問題として扱いました。
しかしこの話題、今後はますます身近になっていくと思います。
例えば就職活動のエントリーシートなどでもそうですよね。
私は文章をたくさん書くのが好きですが、世の中そんな人ばかりではありません。
まずはとりあえず、AIに任せようという発想が自然になっていくと思います。
そこで今日は!!!
ラブレターをAIに書いてもらった場合。というのを考えてみたいと思います。
え!?ラブレターをAI!?最悪!!!!
と、思う人が多い気がします。
何がダメで何がいいのか、一緒に考えてみたいと思います。
まずは一番シンプルな例です。
「好きな人がいるから告白したいです。告白する文章を作ってください」という依頼をAIにします。
きっと大衆化された、よく見るラブレターしか出来上がりません。
そんなもので、自分の思いは伝わらないので、もらった人も嬉しくないでしょう。
では、もっと具体的なシチュエーションでAIに依頼するとどうでしょう。
「卒業式に、隣の席だった⚪︎⚪︎さんに告白したいです。⚪︎⚪︎さんは△△部です。高校では別々になってしまいます。笑顔が素敵で、ずっと前から好きだったということを伝えたいです」
今度はもっと具体的なラブレターを書いてくれる気がします。
しかし、それでもなお、自分で作っていないことに対する思いの軽さがどこかに滲み出るかもしれませんね。
ではさらにAIに多くのことを共有しましょう。
AIが書いたラブレター 〜後編に続く〜