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「私の学習歴第22回」

私の学習歴22回目は野田が執筆いたします。

*長期連載企画「私の学習歴」について、詳しくはコチラ

◆◆◆私の学習歴~南米で学んだこと~◆◆◆

海外を飛び回ることが好きで、以前、南米に1年間、英語教師として住んでいたことがあります。
その際、英語の授業を行うためにスペイン語を学ぶ必要がありました。
これは、英語教師である私が、スペイン語を1年間本気で学んだ記録です。

最初の赴任地はエクアドル。
現地の英語学校で英語を教えることになりました。
面接では「スペイン語は少し話せれば大丈夫だよ!」と言われ、1か月ほど軽く勉強して現地に向かったのですが、
到着してすぐに驚くことになります。

「明日から7歳のクラスを担当してもらうよ!」

教室には現地の子どもが8人。
英語はほとんど通じない状態で、授業が始まりました。

今でもはっきり覚えていますが、最初の授業は本当に悲惨でした。
まったくコミュニケーションが成立しなかったのです。
そこで、塾長に相談しました。すると塾長は、
「教えようとするんじゃなくて、一緒に遊びながら学んでみたら?」
とアドバイスをくれました。

この考え方は、当時の私にとってとても新鮮でした。
次の授業から、私は7歳の子どもたちと一緒に言語を学ぶことにしました。
“How do you say egg in Spanish?”
“Huevo!”(スペイン語で「卵」)
こんなやり取りをしながら、共に学んでいきました。

また、日常生活でも「見て・聞いて・真似する」を繰り返し、
自分のスペイン語を少しずつ伸ばしていきました。

そして9か月後、私はなんとブラジルの語学学校で、スペイン語講師として教える立場になるまで成長していました。

 

この経験から、私は大きく2つのことを学びました。

① 子どもから学べることは、本当に多い
子どもたちは驚くほどの吸収力を持っていて、英語もどんどん上達していきました。
負けじと私も、彼らと一緒に学び続けました。
人と人が共に学び合うことの尊さを、心から感じた瞬間でした。

② Fake it until you make it
スペイン語がほとんど話せなかった私は、「スペイン語が話せる自分」を強くイメージしながら、
毎日話し続けました。実は、英語を学んでいた頃は、“I can’t speak English.”と言い続けながら留学生活を送っていました。
しかし今回は違いました。「スペイン語?話せるよ!」
そんなふうに言いながら、発音や話し方も真似し、できる自分を演じ続けました。

以前、こんな話を聞いたことがあります。
「東大の赤門の近くに住んでいる人は、東大の合格率が高い」という話です。
赤門を日常的に見ることで、「合格した自分」を自然とイメージできるからだそうです。
人間の脳は案外いい加減で、なりたい姿をイメージし続けると、本当にそれができる自分だと勘違いしてしまうところがあるようです。

Fake it until you make it
これは私の大好きな言葉になりました。
日本語にすると、「できるようになるまで、できるふりをしろ」。

できない自分を受け入れつつ、できる自分にワクワクする。
自分を信じて、なりたい姿を思い描いてあげる。
それこそが、私のスペイン語が上達した理由だったのだと、今振り返って思います。

以上、私の学習歴でした。
野田