日本の幼児教育に新しい風を与え続けている「こぐま会」は、2歳児から小学3年生までの幼児・児童を対象に、それぞれの年齢にふさわしい基礎教育のあり方を追求し、実践してきました。特に就学前の子どもたちを対象とした教育を「教科前基礎教育」という考え方で捉え、その内容と方法を独自に開発し、教室での実践を通じて、検証してきました。そうした基礎教育の実践の中で、幼児教育の現実的な課題に対処し、向き合っていきます。
「こぐま会」のKUNOメソッドに海外子女だからこそ伝えなければならない大切なことを取り込み、幼児教育から小学校での教科学習につながる学びの「種」をまきます。「どうして?」「わかった!」「たのしい!」の経験を通じて、子どもたちの興味を引き出し、子どもたちが主体的に取り組みながら力をつけられるような授業を展開します。
えんぴつランドでは、「こぐま会」のKUNOメソッドを取り入れた学習と、「えんぴつランド」の教材を使用します。事物への働きかけと対話による理解の確認を大切にしながらすべての教科学習につながる思考力の基礎を育て、「えんぴつランド」ではひらがなの学習と言葉の学習を一つずつ丁寧に楽しく進めます。
教科前基礎教育とは、小学校入学以降に始まる教科学習を支える考え方の基礎を、子どもたちの生活や遊びにテーマを求め、発達段階にみあった内容と方法で指導しようというものです。「何でも早いほうがいい」という早期教育の考え方とは異なり、その時期にふさわしい方法で子どもたちの学びを育てていきます。
幼児期の教育方法の基本は、事物に対する働きかけを、どこまで保証してあげられるかということに要約されます。子どもたちの主体的な働きかけを最大限ひきだし、論理的な思考力を育てるために、できる限り具体物を用いた授業を展開していきます。
幼児期の子どもたちの教育では、文字を読ませたり書かせたりする前に、指示を聞いて問題を考えたり、考えたことを言語で説明したりすることを基本とします。「できた―できない」だけで子どもの能力を判断するのではなく、できなくてもどのように考えたかを言語化させることによって、子どもの思考のプロセスを把握し、適切なアドバイをを行います。
教科学習前に必要な土台をつくる
国語、算数、理科、社会といった教科学習の土台となる領域を、こぐま会が提唱する「5領域」に「生活」を加えた6領域に分類。言葉だけでなく、身体や具体物を使いながら、体感的かつ論理的な学びをサポートします。
長さ・多さなどの量の学習をすることで、数の大きさに対する考え方を身につけます。
上下・前後・左右の場所の表し方を学ぶなかで、空間認識を育てます。
生活の中における数の変化をとらえることで、数的感覚を磨きます。
図形の形と大きさを認識し構成・分割などを通して、図形の感覚を養います。
話を聞き・話すことで日本語の理解を深め、コミュニケーション能力を高めます。
身近な生活での関わりを通して理科的・社会的常識を身につけ、物事に対する視野を広げます。
子どもの興味を引き出す
授業では、子どもの発達に合わせてステップアップできる独自開発の教材を使用。興味をもって楽しく学べるよう、身体を動かしたり、立体的な教材を用いたりしながら、3段階で学習を進めます。
聞く・伝える・協力する力を伸ばす
グループで遊んだり学んだりする中で、人の意見を聞く力、自分の考えを発表する力を育成。また、自分で考え、判断し、協力して一つのものを作り上げる行動力など、小学校からの集団活動の基礎を身につけます。
*各クラスの内容は同一です *各クラスには定員がございます *受験・発展クラスのみの受講はできません。 *えんぴつランドのみの受講はできません。