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BBOYING

こんにちは。依藤です。
突然ですが今日は趣味のブレイクダンスについて紹介したいと思います。

まもなく開催されるパリオリンピックの新競技として選ばれていますので是非、予習にご活用ください!

まずはブレイクダンスの歴史についてです!
ギャング同士の抗争が続いた1970年代初頭の米ニューヨーク貧困地区で始まりました。
当時のDJだったギャングのボスが「暴力ではなくダンスで勝負しよう」と提唱し、向き合って踊るバトルスタイルが生まれたとされています。そして、若者を中心にストリートカルチャーからスポーツへと発展していきました。

はい。
歴史を踏まえると、対戦相手はつまり「敵」なのです。
私がブレイクダンスを始めた当初は、バトルで戦う相手に対してはオラオラするのが当たり前で、それがブレイクダンスという競技だと思っていました。
代表的な、超有名バトルを紹介します。

当時、ブレイクダンスを愛する全ての地球人が見たであろう2013年の世界大会の決勝です。
日本人とフランス人で競っています。

途中で靴が脱げて観客席に飛んでいってどうなるかと思いきや、観客がスーパーコントロールで投げかえしたりと、面白いシーンがたくさんあるのでぜひご覧ください。解説者は英語で話していますが、なんとなく日本びいきです。
内容をまとめると、とにかく相手を挑発する仕草が多くみられます。私はこれがbboyの真髄でありbreakdanceであると思っていました。

しかし、最近の動画を見ると全く様子が異なっています。
同じく世界大会の決勝で、ちょうど10年後の2023年に行われています。
韓国人とカナダ人で競っています。

めちゃくちゃ楽しくやっているのです!
こんなの「バトル」じゃないじゃん!と、思いつつも、これが新しい形なのか!と、感じました。
もちろん同じチームメイト同士で踊る時は楽しい雰囲気でやりますが、大会の決勝ともなると表情が変わるのが当たり前だと思っていたので、ジェネレーションギャップを感じました。笑
仲が良くてびっくりするというのはなかなか変な話ですが、他のスポーツでもメジャーリーグだけじゃなく日本のプロ野球でも他球団の人と仲良くしているのが当たり前になっている気がします。

コミュニケーションツールが大量に生まれたことで今までは遠かった他者との距離が近くなり、例えライバルであってもお互いのいいところを尊重し、高めあう文化が世界中で広まっているのではないでしょうか。

スポーツというと昔は本当の争いに近かったのですが、今は尊敬できる同志とのゲームとなっていることに面白さを感じます。
私が応援している大谷選手も、本当にいつも楽しそうに野球をしていてチーム内外の選手とたくさんコミュニケーションをとっています。

というわけで、
パリ五輪では是非bboy, bgirlの踊っている時の表情にも注目して楽しんでもらえたらなと思います!

最後に中学生の皆様!!!

総合考査!

お疲れ様でした!!!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ