今回の小学校高学年の総合学習のテーマは「日本の伝統と暮らし」。
日本人の生活に古くから受け継がれてきたものに焦点をあてて、学習を進めました。
その中でも特に今回のメインは「刺し子」です。 子どものころ、一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか?
授業では、刺し子の模様や「三大刺し子」などについて紹介しました。
また、「刺し子」のメリットについても生徒たちに考えてもらいました。
「あれほど緻密な手作業がなぜ必要とされたのか?」
地域の気候や当時の生活状況をヒントにしながら、それぞれががんばって推測してくれました。
寒さを防ぎ、貴重な布を少しでも大切にしようとする日本人の暮らしの知恵を少しでも感じてもらえたら嬉しく思います。
授業では最後に、実際にみんなで「刺し子」に挑戦!
糸を針に通すだけでも一苦労でしたが、手作業の尊さが身に沁みたのではないでしょうか。
得意な子も苦手な子も無心になって一針ずつ作業を進めてくれていました。 (出来上がったコースターは大事に使ってくださいね!)
様々なものが安く簡単に手に入る時代です。
でも、だからこそ子どもたちには、ちゃんと「もの」を大切にできる人になってほしいなと思います!
ちょっとでも日常の中で考えるきっかけになれば幸いです。
川口