毎年3月のこの時期には自然災害や防災に関する総合学習を実施しています。
2024年は2つの点で、例年とは異なる思いと準備を重ねての授業となりました。
一つ目は1月1日に発生した能登半島での震災です。
被災地の苦難が連日報じられていますが、町の復興、心の復興には相当な時間がかかることはこれまでの震災を振り返っても避けられない事実です。
被災された方々に少しでも思いを寄せながら、海外で暮らす日本の子どもたちにとってもいかに「自分の身に起こりうること」か、真剣に受け止めてもらいたい…という思いは例年以上でした。
そしてもう一つは青森県を中心に活躍されているボーカルユニット「ライスボール」様と、その所属先である「りんごミュージック」の社長・樋川様に授業中に教室で直接お話を伺える機会を得られたことです。
私もそうですが、樋川様には東北人として、震災の時の思いや当時手掛けた楽曲に対する思いを熱く語っていただきました。
そして「ライスボール」の皆様には代表曲である「掌(たなごころ」の歌詞に込められた思いをお伺いしながら、人と人とのつながりがいかに大切で温かくて深いものか、生徒たちに伝えていただきました。
最後にはライブ演奏もしていただき、私たちも生徒たちもその歌に感動の嵐(アンコールにもお応えいただきました)!
授業の最後には生徒・講師・ライスボールの皆様・青森からお越しいただいた皆様のみんなで、一人一枚のボードを制作しました。
「掌」の歌詞では「おにぎり」がつなぐ親子の、家族の絆が主題となっています。
それをヒントに…
①それぞれが大切な人、
➁その人との絆を想起するキーワード
をボードに書いてもらいました。
これが人それぞれで本当に興味深い!
私自身もこれまで出会った人とのつながりを改めて考える、とても良い時間となりました。
お忙しいスケジュールの中、私たちの生徒のために時間を作ってくださった太陽さん、実土里さん、水愛さん。
そしてりんごミュージックの樋川社長、青森からお越しいただいた皆様。
本当にありがとうございました!
またお会いできることを楽しみにしています!
石川