こんにちは。佐嶋です。
中学1年生対象の数学の授業は週に2回あります。
ひとつは金曜日の『中1数学』クラス。
こちらはテキストを使って、各単元を進めていく従来型の授業です。
もうひとつは月曜日の『数学ラボ』クラス。
このクラスでは子供たちが「分かったつもり」になりがちなトピックを取り上げ
発想力、思考力、そして自ら考える力を養い、
本当の意味での『数学力』を身に付けることを目的としています。
先日の授業のトピックは『濃度』
100ℊの水に食塩を20ℊ溶かすと濃度は何%になりますか?
この問いに生徒たちは、すかさず「簡単だよ、20%だよ!」と・・・。
やっぱり『濃度』というものを正しく理解できていません。
『学び』の上で最も大切なことは『体験』です。
自分の身をもって、『濃度』というものを感じてもらいましょう。
さすがに食塩水では、味気ないので
オレンジジュースの原液を薄めます。
「20%の濃さにするには、水と原液をどれだけずつ混ぜればいいんだろう?」
そんな風に頭を使って作ったオレンジジュース。
彼らの舌と頭に『濃度』というものが刻み込まれたでしょう。
きちんと量って作ったジュースで乾杯です!
佐嶋