2024年10月30日
小学5年生の頃の話。
もともと小人や妖精などの小説が大好きだった私がそのブームに終わりを迎えた頃の話。
4月に着任したおばちゃん先生が私の担任になりました。
正直その先生のことはあまり覚えていません。家庭の事情で夏休みには先生をやめてしまったからです。
しかしその先生は私に大事なものを残していってくれました。
ある日先生が自腹で漫画を大量に買って来て学級文庫に追加したのです。
「これなら読書の時間に読んでもいいよ」
普段ならファンタジー小説を読み漁ってる私でしたが、それももう飽きてきたし内容に興味はないけれど漫画を学校で読めるなんてレアだと思い1冊手に取ることに。
、、、おそらく全巻10回以上読みました。
見事はまったのです。
ノアの方舟、アンコールワット、王家の谷、マチュピチュ、、、
わたしの中で伝説ブームの始まりになりました。
テレビの特集があれば食い入るように見て、調べ学習の機会があればトコトン調べて。
今でも死ぬまでに行きたい場所リストの中にはこの本で読んだ場所は入っています。
いま考えると超有名な図書なので、先生からの学級文庫への寄贈がなくてもどこかで出会っていたとは思うのですが、ここまで繰り返し読んで興味を持っていかれたのは間違いなく教室内にあったからでした。
その本がKOMABAにもあります。少しシリーズは違いますが偉人の話や歴史の話。
もちろん私も繰り返し読んだことがあります。最近は懐かしい気持ちに浸りながら読み直しています。
休み時間にその本をキラキラした目で読んでいる生徒や、これ知ってる?と本にあった情報を教えてくれる生徒の話を聞くと、私は内心ニッコニコです。
KOMABAにはたくさん本があるので、これからもたくさん読んでくださいね!
西出