KOMABAでは毎年この3月の時期には災害のことを総合学習として実施しています。
しかし今年は、災害の中でも人為的災害である「ウクライナでおこってしまったこと」についてそれぞれの学年に合わせて学習を進めています。
詳しくは改めて総合学習の報告でお伝えいたしますが、今日、3月11日にどうしても綴りたいことがあります。
今回の総合学習では前半で歴史的な背景、そして後半でウクライナの人たちの今に触れています。
授業の最後では子どもたちにはメッセージボードを作成してもらいました。
「普段あたり前過ぎてその大切さに気づいていないこと。それを“imagine ”して、世界をもっと幸せに感じることができればいいね」
そう一人一人が考えて書きました。
このボードを書いたのはKOMABAにずっと通い続けてくれた男の子です。
ずば抜けた創造力を持っていて、学習を通して何度も何度も私たちを感嘆させてきました。
日本人学校では通級支援教室にいました。
今月、日本に帰らなくてはなりません。
中学部に上がることができないことが理由です。
悔しくて悔しくて仕方がありません。
このような決断をせざるを得ないご家族を、私たちは見送ることしかできません。
その男の子が私たちの最後の授業で書いてくれた言葉
family
たのしいかぞく
11年目の3月11日ということも重なって、胸に深く深く響き続けています。
石川