ミヤザキケンスケの描く線は不思議な線だなぁ。
4日目です。
今さらですが私たちが今回壁画を描いている場所は二か所あります。
一つ目は空港の出国する場所。
空港に入ってチケットカウンターに向かう場所。ここには昨日の投稿で触れた太陽のマークが入る、大きな大きな壁画を制作します。
もう一か所は入国する場所です。
入国審査を受け、預け荷物を受け取り、荷物検査を終えて自動ドアを出ると…そこにOver the Wallの壁画が待ち受けています。
ですのでもし皆様がパラオに来ることがあれば、必ず目にすることになります!今日、一日かけて塗り塗りしていたのはその入国側の壁。
昨日までに下地としてベース→シロ→青と3回塗り、今日はそこに波の模様を入れていきます。ただの真っ青な壁。
そこにミヤザキケンスケがチョーク片手に波の線を引いていくと…あら不思議!
波音が「ざざぁぁぁぁ・・・ん」と聞こえてきそうになるんです。
適当に引いているのは???と疑いたくなるくらい、何の迷いもなくすらすらと線を引いていきます。
「一本だけ引け」
と言われたらきっと私にも誰にでも、それなりの線は引けると思います。
でもそれが幾重にもなるときっとバランスがおかしくなって、ただの「落書き線」になるのだと思います。
ミヤザキケンスケがすると、それ一本一本に最初から意味があったようで。
見事に全体の調和が取れるんです!
すごいなぁ、ミヤザキケンスケ。
翻って私たちの場合、授業でも同じことが言えるのかな、と思います。
一つ一つの知識は別に私たちから習わなくても、友達からでもYouTube からでも学ぶことはできます。
わざわざ塾に来る必要はない。
しかし、それが積み重なって一つの授業として調和が取れた時、授業で学んだことが深く落とし込まれて、良い経験を伴った知識になるのではないでしょうか。
あぁ、そう考えると私の授業もまだまだだなぁ。
「波の音が聞こえてくるくらい」の授業、目指していきます!
石川