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割り切れないケバブ

こんにちは。えとうです。

大学共通テストで出題された噴水デートについて書きます。
まず近年の出題傾向を見ると、求められている数学力が変わっているように感じます。

私が受験生だった時と比較すると、計算の重たさはそのまま、もしくはほんの少し軽減されていて、その代わり、日常に関連したテーマを(半ば無理矢理)与えてくることが多いです。
そして、二次関数の単元はやはり作成しやすいのか、会話形式になることが多いです。

今年のテーマは「噴水が二次関数の動きをしているから高さを調べてみよう!」
といったものですが、

なかなか面白いことに、今回は言い出したのが「花子さん」です。
「太郎くん」は世間話の延長のような返答をしているのですが花子さんが「じゃあ、高さを求めてみよう!」と、前のめりになっているのです。

また、
太郎くんと花子さん
という順番ではなく
花子さんと太郎さん
という順番になっている点も時代への配慮が感じられます。

私は少しばかり「その傾向」があり、例えばボウリングで遊んでいる時に「ピンの倒れ方は何通りあるんだろう…?」みたいなことを、口に出すことがあります。

そんな時に今年の共通テストに出てきた花子さんが「まずピンに番号をふって、それぞれのピンが倒れるか倒れないか?を考えたらいいんじゃないかしら?」と、返事をしてくれたら
私はその女の子に対して特別な感情を抱くのか、それとも、ちょっと疲れるのか?
といったことを考えています。

全ての日常に算数・数学を持ち込むパートナーがいたらどう感じるだろうか?という私の妄想です。
一旦結論は保留します。引き続き考えたいテーマです。
 

さて、現在KOMABAクレメンティ教室の前はCNYで盛り上がっているのですが、周囲の一番人気商品はケバブです。1つで4ドル、3つで10ドルなのですが、先日4つ買ってる人を見かけました。

(3つで割引なのに)なんで4つ買うの?
と、質問したら
4つだと14ドルになって、4で割り切れるから、
と言われ、なかなか考えさせられました。

確かに3つで10ドルの場合、1つが3.333ドルとなり割り切れないのです。

そこでもう1人買う人を見つけ、1人あたりの支払いをおよそ17セント増やすことで、ピッタリ割り切れるようにする、というアイデアです。

なるほどぉ、割り切れないのって少し嫌だよなあ、と思いました。

例えばピザでも1/3枚や1/6枚といった分け方を平等にするのは難しいように思います。

しかしながら、1で割り切れない数だからといって不可能というわけではありません。

ピザ一枚を丸い時計だと思うと、12時から4時の針までで1人分、4時から8時までが1人分、残った8時から12時までが1人分です。
これで綺麗に三等分です!!!

私はよく「みんなの筆箱にある、鉛筆の跡がついた分度器を使えばホールケーキもピザもほとんどの場合平等に分けられるよ!今度3等分するときは、分度器を押し込んで!120度を測ってみたらどうかな!?」と生徒に話します。

もちろん生徒からはこう言われます。
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「それ、汚いです。。。」

ありがとうございました!