KOMABAキッズ×こぐま会 講演会レポート
大切な幼児期に何をどう学ぶか&海外から小学校受験を目指す方へ
11月3日(土)および7日(水)にKOMABA教室にて、こぐま会の久野代表による教育講演会を実施いたしました。
昨年に続き、3度目となる教育講演会でしたが、この度もたくさんの方に足をお運びいただき、幼児教育に対する関心の高さを実感するとともに、シンガポールという土地でKUNOメソッドを展開していくことの意義を改めて私自身も感じました。
また、「こぐまチャレンジ(体験テスト)」にもたくさんの年中・年少のお子様にご参加いただきました。
日頃とは少し違う雰囲気の中で、子どもたちが楽しみながら取り組んでくれていた様子が印象的でした。結果については、後日お伝えしてまいりますが、ぜひ今後のお子様の成長を見守る上での材料の一つにしていただければ何よりです。
さて、KOMABAでもKUNOメソッドを取り入れた「KOMABAキッズ」クラスを開講してもう少しで一年が経とうとしています。
そうした中で日々実感するのは、「事物教育」の重要性です。
今回の講演会の中でも久野代表にお話いただきましたが、ペーパー問題の取り組みだけでは決して子どもたちの思考力は育ちません。
子どもたちが実際に身体全体や手を動かすことで得た体験の中からこそ、思考力が芽生え、そして育っていくのだと感じています。
大人からすれば「当たり前」と思えることでも、子どもの視点に立てば「どうして?」という不思議に満ちています。
そして、その不思議こそが豊かな学びのチャンスになるはずなのです。KUNOメソッドには、まさに主体的な「学び」の機会がいっぱい詰まっています。
読み書きや計算は確かに目に見えて分かりやすく、評価しやすいという一面もあります。しかし、多様な成長の可能性を秘めている幼児期においては、より幅広い観点から子どもたちの学習を支えていく必要があるはずです。
また、小学校の内容を単に先取りすれば良い、ということでもありません。
実は6日(火)にはローカルの方向けの教育講演会も実施されたのですが、シンガポールにおける早期教育に対する疑問に関しては、会場内で頷かれている方も多かったように思います。国や言語をも超えて広がっていくKUNOメソッドの普遍性を改めて実感しました。
教育改革が叫ばれる昨今の日本では、様々な新しい学びのあり方が模索されています。
しかし、子どもたちにとって本当に大切なものは何か?ということを突き詰めて考えていくと、能動的な学びの中で思考力を培っていくKUNOメソッドがその答えの一つであるように思えます。
7日(水)の講演会は「小学校受験」に焦点を当てた内容でしたが、幼児期の学習全般にもあてはまるお話だったのではないでしょうか。
実際の問題例を挙げながら、どういった考え方を育んでいく必要があるのかについてお話いただきました。