自律と自立を育むシンガポールの学習塾
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ミノムシだってみんなそれぞれ

虫が大好きでした。

「小学校の頃、放課後何してましたか?」と聞かれればすぐに思いつくのが虫取りかザリガニ釣り。

そんな中、秋深まるこの季節、どうしても探したい!のは、そう、ミノムシでした。

だってみんな形がちがうんですもの。

「へー、おまえその枝、選んだのねー」

「ほー、君の枯れ葉の交ぜ具合、センスあるなぁ」

中に入っているのは例外なく同じミノガさんの幼虫なんですが、個性的なファッション(?)探しが面白くて暗くなるまで林に入ったり軒下を覗いたりしてました。

 

で、今回の写真は幼児クラスで先日子どもたちが作った「ミノムシ」。

これは「手先の巧緻性」という学習の一環として毎年この時期にやるのですが、私、大好きな課題なんです。

だって同じ材料使っているのにみんな違った作品になる。

しかもどれこもこれも全部いい感じになる。

まさに本物のミノムシとおんなじ!!

 

普段はなかなかじっとしていられない子も、

普段はおしゃべりが止まらない子も、

このミノムシ作りとなると、もう一心不乱。

折り紙を細長く丁寧に少しずつちぎる子もいれば、豪快にビリビリちぎる子もいて、でも糊付けの時は繊細にバランスを考えたり・・・

 

みんな違っていいんだよ。

一生懸命に作ったそれがいいんだよ。

 

服を着せられたミノムシさん同様に、作業を見ている私の心もあたたかくなるのでした。

 

石川