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将棋囲碁

こんにちは。

先日「朝から先生のブログ更新を見ると、今日も勉強頑張ろうと思うんです!」と、言われたのでどんどん更新したいと思います。
えとうです。

さて、先日気になる記事を見つけました。

将棋連盟とSAPIXさんなどが提携を結び、受験勉強に入る前の小学3年生を対象に、3カ月間将棋の授業を行う、といったものです。

狙いは「正解のない問いを考える力」を養うことで、深い思考力が学力向上へ与える効果を実証しようという取り組みです。

合計11回実施するそうで、それまでの通塾の経験などは問わないそうです。
なるほどなるほど。。。

ご存知の方もいると思いますが、私は囲碁との関わりが深いです。

囲碁と将棋は同じような括りをされますし「思考力を養う」という意味では同じような役割を果たすと考えています。
そういったこともあり、この検証について、誠に僭越ながら、私見を述べたいと思います。

学問的視点で言うと集中力が身につくことと、思考力を養うことの両取りができる、というのが将棋や囲碁の魅力です。

今回の検証、対象が小学生三年生というのがこの検証の肝で、受験勉強の準備段階としては最適な時期であるように感じます。

私は小学4年生の時に囲碁を始めました。小学生の時の私は囲碁が本当に好きで、囲碁をしている時だけは、時が経つのが本当に早く、1日があっという間に終わる。といつも思っていました。

そして、同じ教室に通っていた囲碁が大好きだった友人達は後々、数学が得意になっていました。笑

そういえば、数学科のY先生、将棋が強いです。

と、ここまで囲碁将棋の宣伝ばかりしていますが、実のところ思考力を鍛えるというのは、他にも色々な方法があると感じています。

当然1番わかりやすいのは学問として体系化されている算数や数学の学習です。
が、もちろん他のボードゲームやルービックキューブでもいいですし、手前味噌ですがKOMABAで開講しておりますロボット教室なども、すごく効果的であるように感じています。

極論ゲームもプレイするだけでなく「研究」するようになると、それも学びになるだろうな、と思っています。
ちなみに、私は対人ゲームが好きな子でしたので、格闘ゲームの第一人者のウメハラさんが書いた本を読んだことがあります。そこで強く感じたのが「ゲームも本当に強くなりたいなら、ちゃんと勉強しないとだめじゃん!!!」といったものでした。

なお、本気で対人ゲームが強くなりたかった当時大学生の私はウメハラさんの本だけでなく、勝負感を身につけたい!!!と、思い、将棋の羽生さんの本も2冊ほど読んだことがあります。

せっかくなので羽生さんについて、私が大好きなエピソードの一つを紹介します。
羽生さんは対局している際に戦局の先の先の先まで読んで、勝ちを確信したら、駒を置く際に手が震え始めることがあるそうです。
これは、勝ち筋が見えたからこそ、逆に緊張してしまい、失敗しないように、慎重になっていることから震えているのだと推測します。
ですがこれ、対局相手目線で考えると、自分はまだ先が読めていないのに羽生さんの手が震えたってことは、負けが確定しているような状態になった、と感じるわけです。

なかなか異様な光景だと思いませんか…??

同じような体験は流石にないです。

が、数学の問題を解いていて、解法がひらめいた際、浮かれすぎてはいけない!慎重にならないと!!!!と、自分に言い聞かせることはよくあります。
「おおぉーーーー!わかった!!!」と、なったときこそ、慎重になるべし、という教えです。

どんな物事でも、勝ちが見えてきた瞬間こそ、変な場所で足元を掬われがちです。

慎重に勝ち切る力、というのをどんな場面でもしっかり出し切るマインド、一緒に鍛えていきましょう!!!!

次回は、シンガポールの自転車や日本の電動キックボードシェアについて書いてみたいと思います。

えとう