自律と自立を育むシンガポールの学習塾
学習塾KOMABAシンガポール
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総合学習「AIと伝える力」

こんにちは、西出です!
開講説明会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

小・中学生の説明にもありましたが、KOMABAでは教科学習だけではなく、総合学習を行っております。
「次の総合学習いつ~~?」と生徒たちも楽しみにしてくれております。

年に数回しかありませんが、学ぶ理由や学ぶ大切さなどを子供たち自身が見つけるきっかけになれればと思っています。
2025年度も引き続きありますので楽しみにしててくださいね!

今回のブログは12月に行った総合学習の報告です。
(年越してしまってすみません、、、!!)

 

 

今回は「AIと伝える力」をテーマに行いました。
AI(人工知能)と聞くと、難しい技術や専門的な世界を想像する人も多いかもしれませんが、この授業では「生成AI」という新しい技術を小学生たちにも分かりやすく、楽しみながら体験してもらうことを目的としています。
授業を通して子どもたちがAIに触れ、自分の考えを形にする力を学んでほしいと思いました。

 

授業ではチームをデザイン会社と見立てて、お客さんの依頼に応えるという、生成AIを使った職業体験を模したことを行いました。
3人お客さんが来るので3つの依頼に答えます。
 ↓ 石川先生が依頼人という設定になっています

「可愛い犬の写真を作ってください」

「山のなかにあるKOMABA小学校開校!宣伝に使う画像を作ってください」

「学習塾KOMABAのロゴを新しくしたいです。緑で、葉っぱがどこかに入ってて、、、」

と、どんどん依頼の内容が細かくなっていきます。

 

その中でも「可愛い」の定義や「KOMABAのイメージ」は人それぞれです。まずはチームで話し合ってイメージを簡単な絵や言葉で書き出します。そしてその通りに画像を生成できるのか。。。

制限時間の中で、何度も生成にチャレンジする子どもたち。
「なんでこんな画像になったの?」「ここにこれを入れるためには何て書けばいいの?」
と色々試行錯誤していました。

もちろん、「基本の画像を作って、文字は後から付け足せばいいんじゃない?」や、「この画像のパーツを分割させて、動かせるようにしたら思い通りの絵になるのに」などという言葉も飛び交います。
その1枚に対する思いが強くなるほど特にデザイン関係は人間の手を加えたくなるものです。
ただ、あくまで今回はAIに物事を伝える難しさを体験してほしかったのと時間の関係で人間の手を加えることは許可しませんでしたが、AIを活用して共に生きる上ではその完成品にこだわる気持ちも大事にしてほしいと思います。

 

そんなこんな、子どもたちが作り上げた作品はコチラ↓

未来を担う子どもたちがAIと共にどんな世界を作り上げていくのか、その可能性を見るのが今から楽しみです。

 

 

総合学習の内容とは違いますが、今回の授業で嬉しかったことがあるので紹介させてください。

KOMABAの色々なデザインは私がしておりますので、これまでも「KOMABAのイメージ」を視覚的に表すとどうなるかをたくさん考える機会がありました。

今回KOMABA小学校やKOMABAのロゴを考えてくれるとき、きっと生徒の頭の中はデザインをしているときの私に似ていたと思うのですが、こどもたちから出たKOMABAのイメージがとても嬉しいものだったんです。
「やわらかい感じ」「楽しい雰囲気」「勉強ばっかりのイメージじゃなんか違うね」「笑顔」

あー、こんな風に思ってくれているんだな。と何だか泣きそうになりました。
学校や家とは違う環境で、安心して子供たちが居れる場所をあらためて守っていきたいと思いました。