本日は平成31年3月25日。
ちょうど一週間後の4月1日には私たちの「新元号」が発表されます。
今年度、第一回目の中学生総合学習は「平成史」でした。
私たちは10年後、20年後に平成時代を振り返った時に、どんな時代だったと思い返すのでしょうか。
今、私の手元にある「小学館 少年少女日本の歴史 22巻 平成の30年」をパラパラとめくってみますと…
バブル崩壊
消費税
オウム
自然災害
テロ
などなどのキーワードが目につきます。
なんだか前向きな話題が少ない気がします。
一方で前向きな話題というと、先日引退を発表したイチロー元選手(元イチロー選手?)をはじめとしたスポーツで世界的に活躍した方々やノーベル賞を受賞した方々になります。
日本全体が社会構造によって不景気から抜けられなくなるなか、突出した個人が世界に羽ばたいて活躍した、というのは興味深い対照だと感じます。
さて、中学3年生は15歳、つまり平成の半分を生きたことになるわけですが、私にとっては「最近のこと」でも中学生たちにとっては「生まれる前の話」です。
阪神淡路大震災も、9.11も、日韓ワールドカップの熱狂も・・・
ですので授業では①政治・経済、②災害・事件、③文化・スポーツに分けて、当時の報道映像も交えながら平成の30年間を振り返りました。
(予想以上に・・・子どもたちは知らないものですね・・・)
そこから4人一組のグループに分かれて歴史教科書2ページ分を平成史でまとめる作業にとりかかりました。
まずは話し合い、トピックをしぼり、どの情報をピックアップするか、全体の構成を決め・・・
それができたらグループ内で文章作成班と情報収集班とコンピューター入力班に分かれ・・・
できたのが以下のようなオリジナルの「教科書」です!
それらしく、できるものですね。
自分が生まれ育った平成ってどんな時代だったのか、このタイミングで同世代同士で話し合えたことは有意義だったかな、と様子を見ていて感じました。
それからもう一つ。
授業では「新元号」について考え、予想をしてもらいました。
やみくもに、ではなくこれまでの元号史を簡単に振り返り、元号法を学び、子どもたちが予想した新元号は・・・
こちらです!!
一週間後、果たしてこの中から正解者は出るのでしょうか???
是非当たって、大人になった時に「俺(私)、あの時当てたんだ!」と言ってほしい!!
しかし・・・子どもたちの挑発に乗せられて、私、当たったら「ばり馬ラーメンのチャーシューマヨ丼を10杯、自腹でご馳走する!」と約束してしまったんです・・・。
それでも当たってほしい!!!
新しい元号が、子どもたちの未来を明るく照らすものでありますよう、祈りながら4月1日を待ちたいと思います。
石川