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「私の学習歴」第14回

今回の「私の学習歴」の担当は吉信(よしのぶ)です。
*長期連載企画「私の学習歴」について、詳しくはコチラ

大学時代にカンボジアで学んだことについて、綴ります。

 


 

◆◆◆私の学習歴~カンボジアから学んだこと~◆◆◆

 

小学生のとき、カンボジアに学校を建てるという企画をテレビで見ました。学校ができていく様子を子どもたちはとても楽しみにしていて、手伝いに来ている子どももいました。学校が完成した後、子どもたちはとても嬉しそうに授業を受け、キラキラした目で勉強をしていました。

 

将来、海外で子どもたちの教育に関わる仕事がしたい。そう思いました。

 

海外で働くためにはまず英語を勉強しなければならないと思い、中学・高校で英語の勉強に力を入れました。そして大学では英語の勉強+国際問題についても多く学びました。

留学を終えて英語力に自信のついた大学3年生の夏、カンボジアに行くなら今だ!と思い、カンボジアで日本語を教えるボランティアに行くことを決意しました。行く前は「私の言っていることが伝わらなかったらどうしよう」「危ない目にあったらどうしよう」そんな不安がもちろんありました。

しかし実際に行ってみるとそんな不安はどこかへ飛んでいきました。子どもたちは私が言うことを一生懸命理解しようとしてくれ、町の人々もとても親切にしてくれました。

2日目からは教壇にも立たせてもらいました。教壇からの景色は今でもはっきり覚えています。小学生の頃にテレビで見た子どもたちのキラキラした目と同じでした。

そして子どもたちが将来の夢を話してくれました。多くの子どもが日本に行って、日本のものづくりの技術を習得し、カンボジアで役立てたいと教えてくれました。

 

カンボジアでは家の手伝いで学校に行く時間がない、学校が近くにない、先生が少ないという問題があると現地の人から聞きました。発展途上国では誰でも教育を受けられるという体制が全く整っていないということをすごく感じました。

その現状を自分の目で見て、現地の子どもたちの勉強に対する意欲を実際に感じた今の私は発展途上国を教育の力で変えたい。そう思っています。

 

私がこの経験から学んだことは「挑戦することを恐れない」「夢は諦めなければ叶う」ということです。

新しいことを始めたり、周りの人がやっていないことに挑戦するのは怖いし勇気が必要です。でもカンボジアに1人で飛び込んだという経験は私を確実に成長させ、新しい発見をさせてくれました。1歩踏み出した後には見たことない世界が広がっています。

 

そして自分がやりたい、達成したいと思った夢は叶えることができます。もちろん人よりも努力が必要です。つらいこともあるけれど、夢を叶えたいと思う気持ちが強ければ強いほど乗り越える力は大きくなると思います。

 

これが私の学習歴です。

これからもいろんなことに挑戦し続けて学習歴を増やしていきます。

 

吉信