3月11日。
12年が経ちました。
先月2月6日に発生したトルコ・シリア大地震は信じがたいほど大勢の方の命が奪われ、広い地域に甚大な被害をもたらしています。
自然災害の脅威は私たち日本人にとって決して他人事ではありません。
12年前の東日本大震災、あの3月11日に起こったことは揺れが収まりとともに終わったわけではないことは振り返るまでもなく明らかです。
私たちに出来る支援を考えるだけではなく、このようなことがもし自分の身の回りに起きたときに、どう生きていくことができるのか、どう他者と助け合って乗り越えていくのか、自分と向き合って考えることも大切で、それが子どもたちを育てる生きるための学びであると強く感じます。
私たち学習塾KOMABAは東日本大震災がきっかけとなり設立した海外子女専門塾です。
日本で得られる塾としての役割を果たすことはもちろん、貴重な海外経験を積み重ねる子どもたち一人一人の未来をどう豊かにしていくのか、とことん力を注いでいます。
今日、3月11日。
KOMABAではトルコ・シリア大地震の支援のためのチャリティー総合学習を実施しました。
まずは授業に参加してくださった生徒たち、それ以外の方法で私たちの支援にご賛同いただきご協力を頂いた皆様、心から御礼を申し上げます。
授業では
1 トルコ・シリア大地震
2 12年前の東日本大震災
3 防災・減災のために
というテーマに分けて、生徒たちと一緒に学びました。
特に、災害は起こった直後のたいへんさと同時に、そこから長く続く避難生活のたいへんさや被災した方の心の問題についてじっくりと考えてもらいました。
ニュースやインターネットからたくさんの情報を受け取ることができます。
しかし例えば、トルコ・シリアの氷点下近い気温でのテント生活のつらさ。
生活インフラが整わない中での不衛生さやそれに伴うにおい。
小さな余震でも恐怖におびえてしまう人々の不安感。
そういったことは分かろうと思ってもなかなか難しいことです。
しかし私たち大人は、ある人は阪神淡路大震災で、ある人は東日本大震災で、または年々日本各地で発生する自然災害の経験を通して、子どもたちに伝えることがはずです。
12年経って、その間にも多くの自然災害が世界のあちこちで、日本のあちこちでありました。
私たちはこれからも、日本人として避けられない自然災害について考える機会を設け、子どもたちに防災・減災について伝えていきます。
石川