自律と自立を育むシンガポールの学習塾
学習塾KOMABAシンガポール
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Over the Wallの活動参加に対する思い③

「Over the Wall」をすすめるミヤザキケンスケは、東日本大震災の支援活動を共にしたことからのつながりで、公私ともになんでも話せる貴重な友です。

2011年当時、私はここ学習塾KOMABAをまだ立ち上げておらず、自分の将来に対して不安だらけでした。

ミヤザキケンスケと2011年に3か月ぐらいシンガポールで同居生活をしていた時期があります。

その頃毎晩のように部屋でタイガービールをグビグビしながら、二人でとめどなく話をしていました。

昔のこと。

今のこと。

これからのこと。

私がいうのも変ですが、当時のミヤザキケンスケはアーティストとして今のように世に知られる存在ではなく、不安はやはり大きかったと思います。

(余談ですが、大学時代に参加したテレビ番組「あいのり」の「ミヤケン」として初対面の人には「あぁ!あのミヤケン!」という反応をもらえるのですが…アーティストとしてのプライドが傷つけられたかのように本人はその都度落ち込む…そんな状況だったと記憶しています。)

私もミヤケンも、将来どころか今の自分の生計を立てるのに必死な30代を送っていました。

 

↓ (2011年当時の私とミヤザキケンスケ)

それから干支が一周しましまして。

ミヤケンはアーティストとして定期的に個展をひらくなど十分な絵の評価をもらうだけではなく、高校の英語の教科書に載り、メディアでも多く取り上げられ、1年中スケジュールびっしりで絵を描き続けています。

一番最近のニュース↓

https://www.youtube.com/watch?v=YU5vkwt36P0

(NHKの視点・論点の出演でウクライナへの思いを語った放送。伝える内容はたいへん真面目で切実なものなのに、彼の右胸には「アンギャー」と叫んでいるふざけた恐竜が…きっと彼の意地のようなものだったのだと思います!)

NHKの視点・論点↓

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/861944

 

12年が経過して、ミヤザキケンスケは毎年世界のどこかで壁画を描きます。

どんな思いで描くのか。

どんな人たちと描くのか。

どんな未来を描くのか。

その思いに触れるたいへんありがたい機会です。

 

この場を借りて、私のわがままを快く受け入れ「いってらっしゃい!」と言ってくれたKOMABAの社員に、心から感謝します。

ありがとう。

戻ったら何倍も働きますのでこき使ってください。

明後日、7月17日の夜、いよいよ出発です。

 

石川