先日のこのブログで「日本人中学校に特別支援級・通級がないことへの思い」をつづりましたところ、読んでくださった方から勇気づけられるメッセージをいただきました。 深く深く感謝いたします。
昨日2月25日までの投票期間を経て即日開票の結果が届きましたが、残念ながら私たちがどうしても当選していただきたかった方は落選となりました。 17名枠に対して18名の立候補でしたので、その方のみが落選です。 「日本人学校の教育環境を理事の立場からもっと良いものにしたい」という熱い思いが届かなかったことは遺憾千万ですが、多くのリスクを背負いながら勇気を出して出馬してくださったことに、ただただ感謝の思いでいっぱいです。
選挙ですから結果を受け入れなくてはなりません。 支持を得たそれぞれの候補者の方々がそれぞれの思いで、私たちのシンガポール日本人社会をより良いものにするため尽力してくださることに期待し、 実際にそうなることを願うばかりです。
ただ、私たちの立場、子どもたちの教育環境をサポートする立場からどうしてもあきらめきれない思いがあります。 今回の選挙は、現在特別支援級や通級に通う子どもたち、 そしてそのご家族の方々にとってあきらめかけていた中で差し込んだ一筋の「希望の光」でした。 もちろん、この選挙だけで全てが変わるわけではありません。 しかしそのような多くの方々と同様、10年以上も特別支援級・通級の設立がいかに困難であるかを経験してきた私たちにとっても、 やはり間違いなく「希望の光」でした。
選挙結果は変わりません。 でもこれからの未来はいくらでも変えることができます。 そう信じて、引き続き強い思いで塾として子どもたちのサポートに努めてまいります。
石川