自律と自立を育むシンガポールの学習塾
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イシカワとジンバブエ その③

時折、授業中にアフリカ話をすることがあります。

「勉強をしに来ているんじゃ!」

と叱られないように…と自制をしていても、やはり楽しくなってついつい予定より長く話してしまうことも。

そんな私の無駄話が一つのきっかけになったのかどうなのか、KOMABAを巣立っていった後に、アフリカに留学したりボランティアに行ったりという教え子が一人や二人ではなくいます。

アフリカにまで行かなくても、学生の内から地域おこしのボランティアをしたり、災害があったら被災地ボランティアをしたり、という教え子もたくさんいます。

つい先週も、日本で高校生活を送っているHさんからLINEで連絡がありました。

「廃棄野菜を買い取り、加工して販路開拓をし、その活動を通して環境問題に関心をもってもらいたい、そういう団体で活動しています。」

心の底からすごいなぁと思います。

高校生のうちからこんな経験を掴みに行くなんて。

誤解を恐れずに書けば、アフリカに行ったから、ボランティア活動に参加したから、といって社会が劇的に変わる!というわけではないと思います。

しかし、自分自身の何かを変えるきっかけにはなります。

Hさん、これからもどんなことに取り組んでいくのか教えてね。楽しみにしています!

 

そして前回のブログの私自身の協力隊での活動の悩み。

「社会を劇的に変える!」というゴール設定にそもそも誤解があった若僧であったわけですが……。

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なんとかして自分の活動を根付かせたい、とカウンターパートのディック先生と繰り返し相談をしました。

私の意図を理解してくれたディック先生は、それから数週間後、私を州の教育省に連れて行ってくれました。

そこで、音楽教育をより広く普及させるために、限られた小学校で子どもたちに指導をするだけではなく、先生たちに指導をする機会をつくろう!

そのために定期的に州の音楽教員にワークショップを開催しよう!

あっという間にそのような話がまとまりました。

願ってもない話。

喜び勇んでその活動を進めようとした矢先、残念ながらJICA事務所からストップがかかりました。

「それはあなた(石川隊員)の仕事ではない。要請通り、チャカリ村での巡回指導に徹するように。」

会社経営者となった今ならもちろん、その意見も一理あると思えるのですが、当時の私にそれを素直に受け入れる柔軟さがありませんでした。

 

結局、そのことがきっかけで私は2年の任期である協力隊を1年半で辞める”不良”隊員になります…。

もちろん、このまま任期が終わるまで、チャカリ村で子どもたちや村の人と楽しい時間を過ごす、という選択肢もありました。

しかし若気の至りもありまして…意地を張っちゃいました。

そしてその意地は「短縮した残りの任期で、なんとしてもチャカリ村の小学校に音楽教育を根付かせる」に矛先が絞られました。

 

(続く)

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私の人生観を変え、今も支えてくれている「ジンバブエ」に恩返しをしたい!

ずっと抱え続けてきたその思いを実行に移すため、現在以下のサイトでクラウドファンディングを個人的に進めています。

ジンバブエの子どもたちの未来を支える自立のための「教育支援センター設立」を目的とした活動です。

https://congrant.com/project/ccbica/12300

よろしければ覗いてみてください!(2024年9月29日まで実施)