こんにちは。
突然ですが、私は静岡県育ちのお茶大好きっ子で、普段あまり外で飲み物を買うことがありません。
ある日曜日ホーカーでお昼ご飯を食べていると、隣のkopitiam(飲み物屋さん)から聞きなれない言葉が聞こえてきます。
「〇〇 シューダイ」「〇〇シューダイ」
アンクルやアンティが呪文のように注文し、お店のおばちゃんがテキパキ動きだします。
気になって調べてみると「シューダイ」は「Siew Dai (少甜)」という、福建語の言葉で「甘さ控えめ」という意味だそう。
注文している人の中にはマレー系らしき人もいて、皆が皆、福建語話者かは分かりません。
が、おそらくコピティアム流の頼み方なのか、もはやシングリッシュ的扱いなのだろうと認識しました。(答えを知っていたらぜひ谷口まで!)
となると、その「シューダイ」という言葉を発してローカル風な注文にトライしてみたくなるのです。
翌週、同じホーカーにて。少し緊張しながら
「テTeh オO ビン冰 シューダイSiew Dai(冷たいお茶のミルク無し、甘さ控えめ)」
私に差し出された飲み物は、温かい「kopi o siew dai」。。。
Siew Daiは通じたんだ!と自分に言い聞かせながらコーヒーを啜った思い出です。
さて、本題ですが
中3生の合宿では去年に引き続き、今年もローカールフードにトライしてもらおう!と、ホーカーセンターに。
普段から食べる子もそうでない子も、私たちの予想以上に子供たちは楽しんで食べてくれていました。
昼食は生徒たちそれぞれに買いに行かせたので、予想外のトラブルもありました。
私のように(?)注文に苦戦している様子も。
それがあってこその海外生活だな、としみじみ感じます。
そしてつい先日、高校受験に向けた面接練習を生徒たちとしているとき。
「シンガポールの食べ物一品くらいは語れるようにいてほしいなー」という先生からの一言に、
子供たちが『プラタ』や『カヤトースト』など、合宿で食べた食事の話をし出しました。
たった1日、たかが2食ではありましたが、経験を通して記憶に残ったようで、とても嬉しかったです。
いつか大人になっても、緊張しながら注文した瞬間や、あの匂い・湿気に包まれ
ちょっとべたつきのあるテーブルの上でみんなと食べたご飯を、またいつか思い出して欲しいなと思うばかりです。
谷口
追伸
コピティアムで「clementi」と注文すると「lemon tea」が出てくるそうです。語呂が似ているからとか…
本当かどうか、また試してみます。