GW前の4月下旬、日曜日。
KOMABAで幼児期の言語発達に関する教育講演会が開催されました。
日本からこのためにお越しいただいたのは、こぐま会代表の久野先生。
そしていつも一緒になって海外でのことばの発達について考えてくださっている、日本人会クリニックの言語聴覚士・リカコ先生。
この日のために打ち合わせを重ね、どんなメッセージを発し、どんな思いを共有したいか、先生方が準備を重ねてくださいました。
子どものことばの発達について無関心な親、というのはいないと思います。
だからこそ、教育環境において豊かな選択肢のあるシンガポールで悩みに悩む方も多いはずです。
そんななか、塾を通して幼児から高校生までの子どもたちに長く教えていると…
その時に何ができるようになったか
だけではなく
それから数年後にどう育っていっているか
に対しての思いはどんどん強まります。
私たち自身、日々、子どもたちへの指導は未来の子どもたちのための学びでもあります。
今回はそれを、「KUNOメソッド」を確立し、日本の幼児教育に新しい風を与え続けている久野先生の視点と、それからシンガポールにおいて日々、子どもたちの言語発達と向き合っているリカコ先生の視点を重ね、対談形式でお話をいただきました。
詳しい内容は…私のつたない文章で要約するのも失礼なですし、当日参加した方々がそれぞれどう受け止めたか、によるものだと思いますので詳しくは触れません。
ただテーマとしては次の3つに絞りました。
ー バイリンガルについての考え方
ー 聞く・話す・読む・書くの4技能について
ー ことばと心の発達の関係について
日々、様々な教育環境で学ぶ子どもたちに国語を教えている私としては、このタイトルを並べただけでドキドキしてしまいます!
そしてそのドキドキは、先生方の豊富な経験に基づくお考えを聞きながら深い感嘆にかわっていきました。
素晴らしく、多くの学びが得られる内容でした。
海外にいる日本人の子どもたちの教育環境は変化をしているように感じます。
それは、社会が急速に変化しているためでもあります。
「こういう英語力を身につけた人材が必要」という社会からの要求は以前とは異なり、ここから10年後20年後はもっと異なると思います。
答えはもちろん、誰にも分かりません。
だからこそ、様々な角度から考え、実践し続けることが海外で子どもたちの言語教育に携わる私たちの務めだと、久野先生とリカコ先生の講演会を聞きながら気が引き締まりました。
がんばろう。もっと学ぼう。
久野先生、リカコ先生、ありがとうございました!
石川