「私の学習歴」の第二回目ということで、今回は谷尻が担当します。
◆◆◆私の学習歴~飼い犬との別れから学んだこと~◆◆◆
小学生の時に、我が家に初めて犬がやってきました。名前はマロンです。それまで犬を飼ったことがなかった私は、はじめは怖くてなかなか近寄ることができませんでした。しかし、とても人懐っこく、すぐに我が家に溶け込んでいきました。
マロンの散歩はいつも母の担当でした。私が行くときもあったのですが、友達と遊ぶ予定を優先していて、あまり散歩に行くことはありませんでした。学年が上がるにつれて、外出する機会が多くなり、マロンと一緒に過ごす時間は減っていきました。
そして、時がたち、私は大学進学のため、大阪に引っ越しました。
マロンと過ごす時間はさらに減りましたが、実家に帰るたびにいつも私のところに走ってきてくれるのでとてもうれしかったです。私にとって、家にマロンがいることが当たり前になっていました。
大学2年の冬、私は病気にかかり、実家で寝込んでいました。何も知らないマロンは、私が寝ているとお腹の上によく乗ってきました。そのうち、マロンも病気にかかりました。そして、私が大阪に帰った日の夜、なくなってしまいました。突然のことに私はとても悲しくなりました。そして、もっと一緒に散歩に行ったり、遊んだりすればよかったと後悔しました。
この経験から、私は2つのことを学びました。一つ目は、相手に思いやりを持って接することです。昨日まで当たり前のようにいた人が突然なくなってしまうのは、とても悲しいことです。そうでなくても、引っ越しなどで親しい人と離れなければいけない経験をすることもあると思います。それなので、いつ別れがきても後悔しないように、相手にいつも感謝の気持ちを持ち向き合っていきたいと思っています。2つ目は、今日できることを明日に引き伸ばさないということです。あとで悔やんでも、それは仕方のないことです。明日があるからいいやではなく、今日できることは今日やることが大切だ強く感じています。
日々の生活の中でも、やるべきことを後回しにせず、思ったらすぐに物事に取り組んでいきたいです。
生徒の皆さんにも、一日一日を大切に過ごし、周りの人に思いやりを持って接して欲しいと思っています。
谷尻