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「私の学習歴」第16回

今回の「私の学習歴」の担当は依藤です。
*長期連載企画「私の学習歴」について、詳しくはコチラ


◆◆◆私の学習歴~囲碁から学んだこと~◆◆◆

小学4年生の時に、私は囲碁を始めました。「ヒカルの碁」という、囲碁の漫画がキッカケです。

最初は週に一回の囲碁教室でしたが、通い始めるうちにどんどん楽しくなっていき、他の曜日でも通い始め、6年生になると、学校以外の時間では常囲碁を打つようになっていました。そこは地元で有名な碁会所で、文字通り、老若男女が集まる場所でした。私は60歳以上歳の離れた人たちと囲碁を打つのが習慣となっていました。(囲碁が好きでたまらない子供はあまりいないので…笑)

教室の先生が子供の囲碁教育に対して非常に熱心だったということもあり、碁盤の掃除や、碁石洗い、荷物の出し入れなどの、アルバイト?をする事で、四六時中居させてもらっていました。
それだけ囲碁をやり込む小学生が長崎県にはあまりいなかったので、あっという間に棋力が上がり、気づけば長崎県内の小学生大会では4位以内に入る実力となっていました。
そして、当時の私は毎年夏に実施される、長崎県の囲碁大会(小学生の部)で2位以内に入ることを目標としていました。

母親も非常に協力的で、2位以内に入ったらプロを目指すために東京に行こう。という話までできていて、非常に気合が入っていたのですが、1番のライバルに負けてしまい、結果は3位でした。(ちなみにこの時、一位から四位までの全員が私と同じ囲碁教室の生徒でした。)2位以上が全国大会に出場できる大会でしたので、非常に悔しかったことを今でも覚えています。

その対局に負けてから2週間近く、毎日通ってきた碁会所に行けませんでした。

そのような私を見た母の提案は、あなたは算数が好きだし、受験勉強してみたら?というものでした。
私の囲碁が好きな理由は、考えることがたくさんあって面白いから、というものでしたので、その提案に乗り、中学受験の勉強を始めました。
当時の私は算数だけがとても得意でしたので、算数の勉強をとても楽しく感じ、これまで注いでいた囲碁の時間がそのまま勉強に変わりました。
そして、志望していた中学に合格し、受験勉強が勉強の楽しさを知る経験となりました。塾講師になった今でも、中学入試の算数の問題を解くのは大好きです。
以上のことから、何かに熱中することの大切さを学びました。
また、努力したことが他の分野でも強みになることがある、ということを学びました。

これが私の学習歴です。
依藤