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「私の学習歴」第12回

こんにちは、高田です。

さて、前回に続けて「学習歴」の更新です!
*長期連載企画「私の学習歴」について、詳しくはコチラ

学習歴を書くにあたって、めちゃくちゃ勇気をだして私の人生で一番つらかった経験を話します。

 


 

◆◆◆私の学習歴~高校時代の挫折とオーストラリアの短期留学から学んだこと~◆◆◆

 

実は、私、おそろしいほど退屈な高校生活を送った自負があります。当時の中学生時代の友達が多く進学する高校があり自分もあまり考えず、みんなその高校に行くからといった理由で私は主体的に選択をすることのないまま高校進学を決めました。

 

多少新しい出会いはあったけれど中学の時とさほど変わらない人間関係、わたしはとても飽き飽きしていました。そしていろいろあって、高校1年生の時に同じクラスの子と揉めてしまい、仲間の輪に入れなくなりました。

 

高校からの帰り道、「なんでわたし、こんな退屈な高校生活送ってんだろう。」とふと悲しくなったのを覚えています。クラスでも浮いてしまい居づらい。高校1年生の時は理由もなく休んだ日が何日もあります。

勉強面もボロボロで、大好きだった英語も高校英語になりよくわからなくなってしまって勉強もパっとしない、楽しいこともなにもない。ほとんど毎晩、絶望的になってよく泣きました。学校にも正直行きたくなかったです。28年生きていますが、それなりにいろいろあったけど・・16才の自分が感じていた孤立感がいまでも一番悲しい思い出です。

 

17歳になって友達にオーストラリアの短期留学に行かない?と誘われ、行くことにしました。アデレードという街に行ったのですが、そこで私の世界は一変しました。留学先の高校では、年齢関係なく、8歳~18才の子供たちが輪になってご飯をたべている。(このような光景、日本の高校では見られません。そもそも同年齢しか教室にいないため)

いいなあ。年齢関係なく様々な年齢の子たちと関われてすごく楽しそうと思いました。

 

私を悩ませていたクラスという概念も留学先の高校ではそもそも存在せず1人1人が好きな授業を選択するスタイルで、とても自由だと感じました。ホストファミリーもとてもやさしい夫婦で英語が全然しゃべれない私でもやさしく本当の娘のように受け入れてくれて、人に恵まれ充実した短期留学となりました。

そして「私が生きてきた世界って小さかったかも。私が知らないだけで世界って広いんじゃない?」って率直に思いました。

そして選択をする大切さ、留学に行かなければ会わなかった人たち、知らなかった世界、もっと自分で選んでいこうと思いました。高校進学は、わたしはただ周りに流されて決めたもので自分で決めていなかったということ。私は留学先で思い知りました。そしてもう絶対周りに流されて決めるのはやめようと思いました。

 

その後の高校生活もパッとしませんでしたが、内面はとても豊かになれました。高校以外の世界を知れたからだと思います。あの時、高校時代の狭い人間関係しか知らなかったら今の私はいません。そして世界の人たちと話す術が英語だったから英語だけはと思って大学になってもそして今も勉強中です。わたしは英語を武器にこの世界にいようと大学時代に決めました。

 

それくらい英語にも思い入れがあって自分の人生において切っても切り離せない言語になりました。そしていろいろなご縁があってわたしはKOMABAにいます。わたし自身まだま成長中なのでうまく言えませんが、勉強って机の上でやるものだけじゃない。いろんな世界の人たちと出会うための話すための分かり合うためのツールなんだと思います。

 

きっと勉強を通して多くの出会いがあると思います。みんなの出会いが今後豊かになりますように。そう思って子どもたちと全力で向き合っていきたいです。これからもどうぞよろしくおねがいします。

 

高田