3月18日、予定よりも(朝鮮半島情勢の変化のため)一週間遅れでしたが、無事に放送が終了しました。
まずは多くの時間を取材のために割いていただき、その後も編集、そして放送をしていただいた芳川様はじめNHKの取材班の方々に、心から感謝をいたします。
私の人生においておそらくもう二度とない、貴重な貴重な体験をさせていただきました。
応援・協力してくださったたくさんの方々にも厚く御礼申し上げます。
何より私の思いを理解し、共に歩んでくれる社員のみんな、そして家族に改めて感謝です。
さて、今回の防災授業の方向性。
前回のブログの通り笑顔で毎日生活できることに感謝すること、そして自分を支えてくれる大切な人への感謝してほしい、というものでした。
ただもちろん、いきなりそんなテーマを子どもたちに与えても「???」となるだけです。
ですから今回も改めて「自然災害とは?」「東日本大震災とは?」についての授業からはじめました。
自然災害の中では特に、今年の2月に発生たばかりの北陸豪雪などは、熱帯で育つ子どもたちにとって想像するのが難しい自然災害だったようです。
そしてそこから具体的な防災について、まずは地震。
次に津波。
そして心の防災について、子どもたちと一緒に考える授業をし、最後に「絵」の課題を出して授業を終えました。
時間も限られていますし、一度や二度ではなかなか伝わらないことだらけだったかもしれません。
しかし、子どもたちが(カメラがまわっていたから、ではなく)本当に真剣に授業を受けてくれ、課題に取り組み、意見をどんどん出してくれました!本当に子どもたちは素晴らしい。
ここで得た学びが、できれば生かされることが起きない未来を歩んでほしいと願いつつ、やはり災害は避けて生きていけません……
どうか、何かが起きてしまったときの前に進む力になってほしい、そう講師一同心から祈ります。
私たちは海外にいて、子どもたちの”貴重な時間”を預けていただいている立場にあります。
そうであるから、学習塾として”いわゆる学習塾”以上の学びを与えたい。
その学びが子どもたちの幸せな未来を支えるものになってほしい。
今回の防災授業と取材を通して、改めてそんな決意を新たにすることができました。
このシリーズのおしまいに・・・
仙台市にある「せんだい3.11メモリアル交流館」に飾られていた地元の小学生が作った復興を祈願した絵馬の中に、写真のようなものがありました。
「東日本大しん災のことをしらない人にも東日本大しん災のことをおしえ学んでもらいじしんがきたときに1人のこらずすくおう」
涙があふれてきます。
小学生がこれだけの思いを強く心に刻んで未来を生きようとしています。
私たち大人が、教育に携わる者ができることは、やるべきことは、まだまだあるはずなのです。
石川
【大切な人の笑顔 展示のお知らせ】
今回の授業やそれ以外の場で描いていただいた「笑顔」が以下の通り仙台市で展示されます。
なかなか見に行くことはできないと思いますが、もしGW休暇などで仙台を訪れることがあれば、是非ご覧になってください。
交流館の展示は全てが素晴らしく、是非一人でも多くの方に見ていただきたいです!
展示期間:2018年4月26日~5月13日
場所:せんだい3.11メモリアル交流館
http://sendai311-memorial.jp/