こんにちは!塾長の石川です。
私たち学習塾KOMABAは、今日2月1日が2021年度の開講日です。
毎年そうですが、やはり特別な思いが込み上げて来る日ですね。
特に今年はKOMABAが10年目に突入。
皆様には感謝、感謝、そして感謝です!
開校当初は10年目の今の姿など想像できませんでしたから・・・
さて、先週まで実施をしておりましたオンラインによる開講説明会には多くの方に参加をしていただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
特に、現在塾生ではない方々からの参加が、なんと100名以上ありました!
これはKOMABA開校以来、初めてのことでございます。
多くの方に興味を持っていただけるようになったこと、心から嬉しく思うと同時に、塾として求められている役割も多様化している、そう感じた説明会でした。
子育てに、そして教育に、正解はないです。
だからこそ、保護者の皆様は様々な角度から塾選び(もちろん学校も)を考えますし、例え選んだとしても不安が完全に消し去ることはないと思います。
説明会中にいただいた質問や、メール・個別面談でいただく質問から、常々そのような「海外での子育て」に悩まれる保護者の皆様のお気持ちを感じております。
私たち海外にある塾の役割とは・・・KOMABAの特徴とは・・・私たちが目指す教育とは・・・?
これをコンパクトに説明会でお伝えするのは、難しいですね。
そう悩みながら説明会を続けていた先日、授業中にこんなエピソードがありました。
小学校1年生から8年間ずっとKOMABAに通い続けてくれたインターに通う生徒がいます。
その生徒が先週の授業を最後についに「卒塾」となりました。
その子の最後の授業、ということもあったので、私はいつも国語の授業で実施する「ニュースの要約」のテーマを変え、「KOMABA10年を振り返って」と題し、3分間スピーチを実施しました。
それを子どもたちに100字程度で要約してもらい、個別で添削するのですが、いつまで経ってもその生徒が書き終えません。
普段はどちらかというと「おふざけキャラ」なので、また何かヨカラヌことをしているのでは・・・と覗きに行くと、原稿用紙をはみ出して一生懸命に書き続けているのです。
そしてようやく出来上がったその文章には・・・私が3分間スピーチで語らなかった、しかしこれまでの授業でおそらく何度も伝えてきた「学習する意味」や「困難を乗り越える力」などについて書いてあったのです。
涙をこらえるのが必死でした。
あぁ、こういう子が育てるために私たちは毎日、国語やら算数やら英語やらという教科を通して、子どもたちとの時間を共有しているんだな。
私たち学習塾KOMABAは、子どもたちの未来を幸せにするために、2021年度も全力で子どもたち一人一人と向き合っていこうと思います!
石川