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総合学習「受験の意義と志望動機」

ジャパ中生の皆様、総合考査よくがんばりました!!

中1のみなさんには初めての考査。

中2のみなさんには良くも悪くも慣れてきた考査。

中3のみなさんには人によっては進路に大きく関係する考査。

今週は返って来た答案を見つめなおし、できなかったところを夏前までに解決するぞ!というつもりで取り組んでいきたいですね。

もちろん、講師陣全員でサポートしていきます。

 

さて、今回はこの考査明け直後である本日月曜日に実施した中学3年生対象の総合学習について。

ワタクシ、シンガポールに来て15年以上です。

わかってます。えぇよくわかっております。

中学3年生の受験生としての気持ちが最も緩むのが、ここから一か月です。

受験が迫っているようで・・・まだじかんあるっしょ。

夏期講習会で・・・やればいいっしょ。

7月とはそんなテンションに陥りがちです。

 

だからこそ、気持ちをどう上向きにさせるか。

KOMABAの考えは「気持ち上向き⤴・のち・学力上向き⤴」です。

考査をがんばって、その反動で気持ちが下がり気味のみなさんの気持ちをどう上向きにするかが、今回の総合学習の大きなテーマです。

テーマは大きく2つです。

1 受験ってどうしてするの?その意義は??

2 志望動機って何を言えば(書けば)いいの?そもそも必要なの??

きっと中学3年生の今の段階でこれらについて明確に答えられる生徒はいないのではないでしょうか。

実際、私自身が中学3年生のときを振り返ると全く考えていませんでしたから。

1 →受験の意義?みんな高校行くからでしょ。中卒じゃなかなか働けないしね。

2 →なぜ志望したかって?模試の判定でこの公立高校がいい感じの挑戦校だったから。以上。

こんな程度でした。

 

しかし、この仕事を続けることでいかに「受験」が大切か、「志望校」が重要かを身に染みて分かっています。

特に海外子女のみなさんが帰国子女として国内の受験をしたり、シンガポールにいて早稲田渋谷シンガポール校を受験したりすることは、親の事情であることを重々承知しつつそれでも大切な進路選びであるのです。

だって、高校生になって高校生活を送るのは親ではなく皆さんですから。

ですからKOMABAではそこに真剣に向き合わせたい!

そのためにいろいろな仕掛けを用意して今日の授業に臨みました。

授業内容がどんなものだったか、は生徒たちの胸に刻まれていると信じて・・・ここでは概要のみをレポートします。

【前半】ー受験の意義の巻-

受験・高校進学はゴールにあらず。

自分自身で未来を「ハッピー」なものにするための一つの過程である。

そしてその受験期を有意義なものにするのか、なんとなくやらされて過ごすのかでは、その先の成長に大きくかかわってくる・・・

そんなことを伝えました。

習ったばかりの国語「握手」のルロイ修道士の名言をつかったり、ドラゴンボールの悟空とかを教材にしたりして。

【後半】ー大切な志望動機の巻-

ゲストを3名呼びました。

2名はKOMABAの卒塾生。

ちょうど就職活動を終えたばかりの大学4年生に日本からZOOMで参加をしてもらい、自分の将来の選択のために志望動機と向き合うことがいかに大切か、KOMABAの先輩として後輩に伝えてもらいました。

この話が・・・もう本当によかった!!!

参加してくれたM君もK君も、決して順風満帆に受験期を過ごしたり、学生時代を送っていたわけでないこと知っています。

そんな二人からの言葉は、受験生にとって等身大の響きをもっており、私が話すよりもはるかに説得力をもって生徒たちの胸に響いたはずです。

M君、K君、今日は本当にありがとう!

日本に帰れたら、就職祝いの酒をごちそうさせてくださいね。

 

そしてもう一人のゲストがシンガライフのI.Kさん。

実は今日の授業は、シンガライフの秋の教育ガイドブック号の取材を兼ねたものでした。

そこで急遽、I.Kさんに受験生役を演じてもらい、私と模擬面接試験を実施したのです。

打ち合わせはほとんどゼロでしたが・・・さすがさすがのI.Kさんです。

普段から情報を発信している方ですから、シンガポールにいることの強みを熟知されており、それを生徒たちが感嘆の声をあげるほど上手に語ってくれました!

完璧な面接試験内容でしたね。

急な私の無茶ぶりに応えてくれて、心から感謝です。

 

志望動機で大切にしてほしいこと。

もちろんたくさんあるのですが、今回は特に2つ。

これらゲストの方々の言葉にもたっぷり含まれていたように・・・

1 相手(受験校)の特色をよく知ったうえで、自分の思いや抱負を重ねること

2 海外で過ごしている今を大切に。海外の経験を一般論ではなく主語を「私が」にして語れるようになってほしいこと。

これを自分の言葉で伝えられるようになってほしい。

 

さて、その思いは中3受験生に届いたでしょうか???

願わくは、何年も経った今日、M君やK君の位置にいるのが今年の受験生であってほしいですね!

そのときが楽しみです!!

 

石川